ズシップ連合50周年記念式典の開会にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。 4月に就任しました会長の田中義勇です。 本日は、ご多用のところ、逗子市長をはじめ、多くのご来賓のご臨席を賜り厚く 御礼申し上げます。多くの会員の皆様をお招きし、この様に賑々しく記念式典を 開催する運びとなりましたことは、偏に、先人達の老人クラブ活動に注がれた情熱 とその努力の賜であります。我々ズシップ連合会会員は、この機会に、創立以来 50年の長きに亘り、老人クラブの発展と繁栄にご尽力くださいました先人達に 敬意を表し、感謝の誠を捧げると共に、我々ズシップ連合会の更なる発展を祈念 しようではありませんか。 さて、ズシップ連合会会員を取り巻く環境は、消費税の増税等税体系の改定並び に医療制度や介護制度の改定に伴う高齢者負担の増加など高齢者に極めて厳しいも のがあります。又、我が国は世界に類をみないスピードで高齢化が進み、八百万人 もの団塊の世代が10年後には75才を迎えようとしています。更に、経済の進展 と相俟って社会構造も大きく変貌し、国民の生活は豊かになった反面、核家族化が 進み、家族の絆や地域の絆を失った無縁社会へ一歩一歩進みつつあります。この様 な環境下に於いて、老人クラブの全国的な傾向とは言え、ズシップ連合会は、会員 の減少に歯止めが効かず、単位クラブ活動が急速に低迷し、ズシップ連合会の組織・ 事業運営にも支障を来す危機的な水準に達しつつあります。 従って、我々ズシップ連合会は、『高齢者が生きがいを持って、住み慣れた地域 で、安全かつ安心して暮らすためにどのような役割を果たすべきか』の答(メニュー) を用意する必要があります。ズシップ連合会が団塊の世代のシニア層の受け皿とし て「心地よい居場所」を提供する必要があります。その努力の結果が会員増強につな がるものと確信しております。就任挨拶で訴えました組織・事業運営の抜本的改革 を推進する機関として「ズシップ連合会活性化委員会」を設置して6部門の答申が纏 まりました。その活性化プランは臨時理事会の承認を経て、実施体制を整備するこ とができました。全会員の総意として纏めました諸施策を一つ一つ推進するためには、 会員の皆様のご支援とご協力が必要不可欠であります。ズシップ連合会役員一同一丸 となって諸施策の推進に全力を傾注しますので、宜敷くご支援とご協力をお願い申し 上げます。 具体的答申事項は、次の通りであります。 ◇ 改革のねらい: 超高齢化社会に対応する組織づくり (1)高齢者(シニア)の健康づくり (2)高齢者(シニア)の仲間づくり (3)高齢者(シニア)の憩いの場づくり ◇計画と目標: 会員3千人体制(会員倍増計画 プラスワン計画)の確立 (1) 単位クラブ目標:会員増強 (26年度 会員の20%増) (2) ブロック目標:単位クラブ新設 (26年度 1クラブ) ◇具体的施策: (1)ブロックの活性化 (2)単位クラブの新設 (3)朝のラジオ体操の市内全域展開 |