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横三ブロック地域支援事業担い手研修
(モデル事業)
横三ブロック幹事連合会会長 開会挨拶
 ズシップ連合会の田中です。暑い中、遠路ご出席頂き、有り難うございます。
 本日は、皆様に是非、我が国が抱えている高齢化社会の諸問題を学習して頂き、
「助け合いや支え合い」の精神を学び、更に、理解を深め、今後の取組みに生か
していただきたいと思っています。
 最初に、老人クラブが生活支援事業に参画する意義は何かを本日の講話を通して
理解して頂ければと思っています。
 互助や共助の精神が希薄になってきた地域に、「向こう三軒両隣・・・バス旅行
のお土産です、夕飯のおかずに如何等・・・近隣のぬくもり」を蘇らせ、お互いに
助け合い、お互いに支え合って、平穏に暮らす有り様を復活させること、これが
生活支援事業と思っています。
次に、人生100年時代だと言われています。長生きは結構なことですが、
一方、健康に日常生活を送り、生涯を全うすることが簡単ではないのです。
ご存知のとおり、悲惨な事件が多発しています。報道を見たり、聞いたりすると
悲しくなります。
 高齢者が増え続け、高齢者を支える担い手が不足しています。同時に、財源も
不足しています。国は高齢者にも役割を分担して貰おうとしているのです。
具体的に云えば、介護保険制度を持続可能なものにするために、
地域単位に高齢者の医療、介護、生活支援のシステムを作り、高齢者が住み慣れた
地域でいつまでも暮らせるように体制を整備しています。
 これが地域包括ケアシステムです。 しかし、中々、理解が進まないのです。
 漸く、神奈川県では、地域支援事業の担い手を養成するため研修の費用(補助金)
を県老連へ交付し、地域包括ケアシステムの整備を急いでおります。
 本日の研修もその一環です。老人クラブの積極的な取組みが期待されております。
最後に、我が国は核家族化が進み、平均寿命が大きく延伸しました。その結果、
一人住まいの高齢者は急増し、孤立しています。
 最近の調査では、一人住まいの高齢者のうち、2週間も誰とも話をしない方が
1割程度いるとの報道を聞きました。高齢者は、益々孤立化しています。
 高齢者の困り事は多岐多様です。支援が必要です。
手を差し伸べていただきますようお願いし、開会の挨拶とします。
神奈川県主催の横三ブロック地域支援事業担い手研修が、下記のとおり行われ
ました。
日時 平成30年8月24日(金) 午前10時〜午後2時15分
場所 逗子市高齢者センター 大広間
研修の目的
研修2年目を迎え「逗子市住民主体による訪問型サービス提供団体の補助事業」 について学習し、既に活動している2団体の事例発表を受け、各市町連合会役員 の新地域支援事業へのさらなる理解を深める。 受講者 85名(市町連合会役員及び会員)  はまゆうクラブよこすか  5名  みらいふる鎌倉      6名  三浦市老人クラブ連合会  5名  ゆめクラブ葉山      4名 (NPO法人)ズシップ連合会 60名
研修内容
講義 「逗子市住民主体による訪問型サービス提供団体の補助事業」   逗子市福祉部高齢介護課 主任(社会福祉士)    渡澤 光一氏 講義 「高齢者生活支援 逗子市の現状とこれからについて」   逗子市社会福祉協議会 地域福祉推進係長      三富 淳氏 事例発表 「高齢者の多様な生活の理解と援助方法」   NPO法人ワーカーズ・コレクティブこだま       細根 智子氏 事例発表 「ズシップ連合会 地域支援事業の取り組み」   ズシップ連合会 生活支援事業推進部長       門居 敏子
講 義 の あ ら ま し

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