講師　北川　淑子　氏
講座の概要
　植物を知るためにそのしくみを探ることを主題として講義は進められた。
今回は「花のしくみ」。最初に，花の観察の要点は、花冠の形、花葉の数、
花序（花の付き方）にあることをのべた。、葉の進化により花葉が出来、
花葉の数は科や属ごとに基本数が決まっていることを説明し、ツツジ・
アリスとロメリアの花の実物を聴講者に配布して実際に数えさせた。
実験を含む授業は聴講者を惹きつけたようだ。
続いて、子房が成熟して果実になる過程、果実の構造、果物と果実の違い
については、リンゴ・ミカン・イチジク・オランダイチゴなどの実例に基
づいて解説した。果物とは何かについて認識を新たにさせてくれた講義だ
った。定刻より少し早く１１時２０分に終わり、質問の時間を持った。