沼間ブロック活動
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第2回高齢者のための医学講座 実施 | |||||||||||
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出席者 74名 |
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講義内容 1.「老化によるもの忘れ」と「認知症のもの忘れ」の違い 2.認知症とは アルツハイマー型 動脈硬化性 3.認知症の症状 4.認知症になっている人との接し方 5.認知症にならない予防または、遅らせる方法 質疑ご回答 |
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第二回高齢者のための健康管理講座 報告 平成25年6月22日(土)14時から15時30分まで東逗子医院 池上厚院長による 『認知症』の講座を開催した。超少子高齢化時代の大きな問題として話題となっている認知 症患者の増加は(例えば、逗子市民の人口予測は、16年後には65歳から85歳では15 パーセント、85歳以上では25パーセントの人が認知症と推定されている)、大きな社会 問題となりかねない現象となりつつある。 特に、介護できる施設には限界があり、徘徊する高齢者も激増しそうだ。認知症の対策に 医療の現場で取り組んでおられる池上先生をお招きして、我々に迫る身近な問題を詳しく 解説して頂いた。質問に入り、府川和子理事の司会で熱心に質疑応答が進められ、30分も 時間を超過した。参加人数は74名であった。 主な質問と回答内容は左記の通りであった。 @ 年輪会 村岡 昭子 質問:認知症患者が増加していますが、日本人寿命の伸びと相関関係はありますか。 逗子市の人口予測では近い将来85歳以上の4人に1人が認知症患者と予測されている。 回答:逗子市には、認知症の専門医がいないが、各医療機関は認知症に取り組んでおり、 早急に相談し、治療して欲しい。 A 中央クラブ 綾部 順子 質問:認知症患者が増加しています。国や地方自治体は具体的対策を講じていますか。 誰が、どこで、どのように介護するか教えて下さい。 回答:逗子市では、特別養護老人ホームの施設が少なく、入所待ち患者は300人に達している。 沼間地区に同ホームを現在建築中である。皆さんは自宅で家族を介護することを覚悟しな ければならない。 B 宮下クラブ 水無瀬数男 質問:高齢者が『自分で認知症かどうか判断する』方法はありますか。又、認知症患者と如何に 向き合って介護するか教えて下さい。 回答:お配りしたチェックシートを使って、点検して下さい。なかなか認知症と認められないのが 人情です。家族に判断してもらうよう努めて下さい。 | |||||||||||
特別寄稿 『認知症勉強会に参加して』 年輪会 加藤 亀雄(86歳) 本日、このように多くの70歳以上と思われる人々が参加して熱心に聴講していました。 女性の方が多かったようですが、皆さんは健康で、認知症には関係のない人達で、多分将来の ことを考えて勉強に来られたと思いました。池上先生より種々の事例を取り上げ、講演して 下さり、解りやすく説明して頂きました。多くの質問に対しても丁寧に回答して頂きました。 有り難うございました。 私の認知症介護(世話人)約4年間の経験をお話します。妻と二人だけの生活でした。20年位。 何時頃から妻が認知症になったのか不明です。少なくとも5、6年前頃からと思います。 人により異なると思いますが、怒りっぽくなったこと、絶対に違いを認めなくなったこと、話を しなくなったこと等から娘から妻が変だと言われ始めた。又、息子からお母さんが好きだった編み 物を頼んだら断られた。妻が変だと思った子供達から話は聞いておりましたが、認知症のはじめ とは思いませんでした。4年前に初めて脳外科へ騙して連れて行き、判明しました。 いつ頃か不明ですが、だんだん変におかしくなってきましたが、判断が難しく、老化か。認知症と は考えられませんでした。 本日頂いた『家族の為の疑うチェックリスト』による診断は、大分病状が進んだ結果でないと 判断できないと思います。早く疑ったら良かったと思います。普段の生活は当たり前にできなく なっても本人はすまして平気な顔をしています。食事、洗濯は普通に行いますが、食事の味が変わ ってきます。はじめは不明です。現在は良い薬があり、助かります。認知症と言う言葉が気楽に出 てくる時代になりました。私も貴方様も認知症の予備軍です。勉強になりました。お互いに注意し て老化との違いに気を付けましょう。本日は有り難うございました。参考になりました。 |